高知県東部の室戸市に、新しいお出かけスポットができたので、子供を連れて行ってきました。
行ったのは廃校になった小学校を利用した施設で、その名も『むろと廃校水族館』
「むろと廃校水族館」で泳いでいるのは、とくに珍しくない魚やウミガメなんですが、見せ方が上手いのでかなりの時間楽しめました。
『鮫が泳ぐ大プール』『タッチングプールになった手洗い場』など、むろと廃校水族館の魅力を伝えますよ。
むろと廃校水族館周辺で飲食店を探している人のために、記事の後半にはおすすめの飲食店もまとめました。
目次
鮫やカメが泳ぐカオスなプールがあるむろと廃校水族館
大人たちが一番楽しめたのは、屋外にある大水槽。
水槽といっても、25メートルプールをそのまま水槽にしたもので、まさに廃校を利用した水族館ですね。
シュモクザメやウミガメ、サバなどのが入り混じって泳いでいます。
このプールは、近くでみれるのはもちろん、高いところから見ることができ、どちらも違った楽しみ方ができて見ていて飽きませんでした。
高いところから見れば魚の動きがわかる
僕がおすすめなのは、高いところからプールを見ること。
魚がスイスイ泳いでいる様子を、高いところから観察することができます。
なぜだかシュモクザメの後に、小さい魚がくっついて泳いでいて、たまにシュモクザメから離れてはくっついてを繰り返していて、その様子がなんだか可愛かったです。
鮮やかな色を放つ魚もいて、プールが変化する絵といった感じでした。
鮮やかな魚といっても、おそらくサバだったと思うんですが、スーパーで売ってるような魚でも見せ方で「きれいだな」と思えるのはすごいです。
迫力のあるウミガメの鼻息が聞けるプールサイド
プールサイドに降りると、一番目を引くのがウミガメ。
ウミガメって、普通は1時間に1度くらいしか息継ぎしないはずですが、むろと廃校水族館のウミガメはかなりの頻度で息継ぎしてました。
しかも、ブシューという感じで鼻息荒め。
ウミガメっておっとりしているようですが、意外と暴れん坊で突然ヒレを水面に叩きつけながら泳ぎ始め、水を飛び散らせていました。
うちの娘は大喜びでした。
サメや魚たちは、近くには寄ってこずに、すいすい真ん中を泳いでいました。でも、この距離でサメをみれるのが嬉しい。
子どもが好きなタッチングプールもあるよ
娘がしばらく離れなかったのはタッチングプール。
みてわかりますか?そう、そうなんです!
タッチングプールは、手洗い場を利用しているんですよ。
中には貝やナマコなどがいて、触って遊ぶことができます。
定置網漁でひっかかった海の生き物が入っているので、タッチングプール定番のヒトデなどはいませんが、意外と娘は貝を気に入って触っていました。
壁に引っ付いている貝をはがして、うねうね動く中身を見るのが新鮮だったようです。
ほおっておければ、1人で30分ぐらい遊んでくれそうでした。
むろと廃校水族館の室内の水槽のみどころ
大水槽だけでなく室内にも水槽があり、魚たちが泳いでいました。
高知県では食用として有名な、海のギャングうつぼ。
室戸は海洋深層水で有名なので、深海にいるタカアシガニもいました。
四角い水槽だけでなく、円柱の水槽もあり魚の特性を活かした展示をしていました。
回遊魚のイワシは、円柱の水槽をクルクル回り、水槽を上から見たらちょっとした渦ができるほどの威力。
子どものウミガメはコケなどが生えていなかったので、色や形がはっきりとわかって別の生き物を見ているようでした。
水族館3階はホルマリン漬けのものがいっぱい
いままで紹介した場所は、学校の施設を活かした水族館だったんですが、3階に行くとほぼ学校そのものの風景。
まだイベントはやっていませんが、旧家庭科室ではとれたての魚を捌く体験を企画しているようです。
理科室的なところには、ホルマリン漬けされた魚や卵などがありました。
ここは隠れた撮影スポット。
教室の後ろのほうに亀の甲羅があるので、背負って写真を撮ればおもしろいですよ。
むろと廃校水族館は入れ替わりも激しい
むろと廃校水族館の水槽にいる生き物たちは、地元の漁師さんたちから届けられています。
なので、僕たちが見た魚などはいない可能性もあるし、新しい生き物たちに出会える可能性もあります。
変化や進化する水族館といった感じですね。
むろと廃校水族館の場所と料金、営業時間
場所
〒781-7101
住所:高知県室戸市室戸岬町533-2【地図】
高知市から2時間半くらいかかります。
高知から徳島に行く国道から1本入った場所にありますが、入り口には看板もたっているし、小学校が結構目立つのでわかりやすいですよ。
営業時間
登校時間:9:00~
下校時間:17:00(10~3月) 18:00(4~9月)
むろと廃校水族館周辺のおすすめランチ・観光スポット紹介します。
むろと廃校水族館があるのは、高知県内でも最東南の室戸市。
ここだけ見にくるとなればハードルが高いので、「室戸でご飯を食べるならどこ?」「ほかにも観光スポットはないの?」という疑問にお答えします。
室戸の名物は『キンメ丼』
食べ物で有名なのが、高級魚キンメダイを使ったキンメ丼。
キンメダイは深海魚です。
室戸は、海が深くなっている地点が陸地から近いので、深海魚であるキンメダイが日帰り漁で取ることができ、新鮮なものを提供することができます。
キンメ丼は、町をあげていろんな飲食店が提供していますよ。
僕は『花月』というお店がおすすめです。
花月は、MONOQLOという雑誌(LDKと同じ雑誌社)の2019年1月号で、なんとご当地グルメランキングで1位に輝いているお店!
盛り付けもキレイなので、写真を撮ってインスタにアップされているのもよく見かけます。
うまく営業日に来ることができた人は、ぜひ行ってみてくださいね。
日祝に来る予定の方は、和食レストランみやびもおすすめです。(こちらの店は食べに行っておいしかったです)
ボリュームも味も満足 カフェ海土
室戸市民に愛される地元のファミレス的な存在のお店。
海鮮丼もあれば、オムライスなど子供が好きそうなメニューもあり、いろんな年代の人が行っても楽しめるお店です。
もちろん、カツオのたたきもありますよ。
定休日:火曜(祝日の場合は翌日休み)
ランチタイム:11~15時まで
夕食:17~21時まで
ジェラートがうまい 道の駅キラメッセ室戸
こちらは小腹がすいたときにおすすめの「道の駅キラメッセの室戸」のジェラート屋さん。
地元の牛乳を使って毎日作られるジェラートは、濃厚なのにあと口がよくいくらでも食べれそう。
地元の特産品のビワや芋など、季節によっていろんなジェラートが楽しめますよ。
自然が生み出す迫力の地形『室戸ジオパーク』
室戸市は、特殊な地形の成り立ちから、市全体が世界ジオパークに認定され『室戸ジオパーク』となりました。
室戸岬には、地殻変動によって隆起した岩などが見られ、自然が生み出す風景に圧倒されます。
むろと廃校水族館に行く途中に、『室戸ジオパークセンター』という、室戸の土地の成り立ちなどが学習できる施設がありますよ。
室戸ジオパークセンターは入館無料なので、少し予備知識を得てから行くと、より一層興味が深まりそうですね。
あなたもツイッターでバズを狙ってみよう
むろと廃校水族館は、大規模な水族館と比べると何かが足りませんが、工夫や見せ方でかなり楽しませてくれる水族館でした。
もっとおもしろい発見もできると思うので、ツイッターをバズらせたいという人は、むろと廃校水族館に行ってネタを探してみてはどうでしょうか?
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