「土佐のミケランジェロ」と言われ、高知県内にめちゃくちゃかっこいい銅像をつくった「浜田浩造さん」を知っていますか?
生でその銅像を見たら、今にも動き出しそうなものすごい迫力で興奮してきます。
浜田浩造さんは、現在大NKH大河ドラマ「西郷どん」のなかで「ジョン万次郎」を演じている劇団ひとりさんの遠い親戚にあたります。
劇団ひとりさんからすると「大叔父の息子」にあたるそうです。
劇団ひとりさんの曾祖父の川島正件は元高知市長であったりと、劇団ひとりさんと高知はとても関わりが深いんですよね。
今回「ジョン万次郎」を演じてくれるのがとても嬉しいです。
私は、高知県内を観光するたびに出会う「浜田浩造さんがつくった銅像」が好きすぎて、ほぼすべてを見に行きました。
とにかく、他の銅像とは違う迫力があります。
ぜひ高知に来たら生で見に行ってもらいたいのです!
では私が直接みにいったものを、ひとつずつ紹介いたします。
目次
長宗我部元親初陣の像【高知市】
まずは高知市の桂浜の近くの若宮八幡宮の中にある、長宗我部元親の像を紹介します。
長宗我部元親は土佐藩の戦国大名で、四国統一までもう少しのところまでいった有名な武将です。
この像は永禄3年(1560年)、22歳で初陣を迎えた元親が、合戦に挑む前夜に若宮八幡宮に陣取った姿だそうです。
像の足元には四国の地図があって、それをつかもうとのばした左手の迫力をみてください。
そして、後ろ姿もかっこいいでしょう。この後ろ姿についっていった武士たちの気持ちがよみがえってくるようです。
身の丈以上ある槍もすごい存在感です。
長宗我部元親についてもっと知りたいなら、南国市の歴史民俗資料館がおすすめです。元親が外交上手であったことや、武芸より文芸を好んでいたことなどがよくわかります。展示自体もとても面白いですよ。
住所:高知県高知市長浜6600(若宮八幡宮内)【地図】
駐車場あり
はっきりした住所が確認できなかったので、若宮八幡宮の住所を記載しています。
像の詳しい位置を知りたい人は、上記の地図をクリック
岩崎弥太郎像【安芸市】
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で香川照之さんが演じたことで一躍有名になった「岩崎弥太郎」の像です。
安芸市にある「岩崎弥太郎さんの生家の駐車場」で、「よう来たねぇ」と言わんばかりに出迎えてくれる岩崎弥太郎像。三菱財閥の創業者です。
弥太郎像は、2015年に安芸市の郵便局前から、今の生家前に引っ越してきました。
生家の近くに引っ越しをしてきて、空と田園風景の中で、弥太郎さんがよりのびのびしているのがわかります。
この背中をみてください!
背中で何かを語っていますね。
まわりの山とか空も含めて1つの作品になっています。
弥太郎さんの生家もぜひ一緒に見てほしいですし、生家前にある『まる弥カフェで』一休みするのもおすすめです。
ここの飲み物がとても美味しくて、ヨーグルトのスムージーがお気に入りです。
弥太郎カフェで使われているヨーグルトは「小岩井農場」のものです。
なぜなら三菱財閥2代目社長の『岩崎彌之助』が出資して、小岩井農場をつくったからです。
そしてキリンの飲み物もたくさん置いていますが、キリンも三菱グループなんですよね。
高知県安芸市のド田舎から、今の日本の経済の中心をつくった岩崎弥太郎は本当にすごい人です。
そのすごさが、この銅像にも現れています。
住所:高知県安芸市井ノ口甲1631【地図】
駐車場あり
万次郎少年と仲間たちの群像【土佐清水市】
劇団ひとりさんが演じている『中浜万次郎(ジョン万次郎)』の銅像です。
鎖国のなかアメリカへ渡り、様々な文化を伝えた人物で、ABCの歌を初めて日本に紹介したのも万次郎さんです。
この像は、万次郎が5日間海を漂流したうえに、流れ着いた無人島で143日間も過ごして、やっと通りかかった捕鯨船に助けを求めてる一瞬を切り取ったもの。
躍動感がすごいでしょう。
一緒にいた4人の仲間の、それぞれの表情も面白いのでぜひみてほしいです。
浜田浩造さんの銅像の中でも、表情が一番豊かな銅像です。
住所:土佐清水市養老303 海の駅あしずり内【地図】
駐車場あり
お龍・君枝姉妹像【安芸郡芸西】
坂本龍馬の奥さん『お龍』とお龍の妹『君枝』像です。
この像は、桂浜にある坂本龍馬像に手を振ってるんですよ。
浜田浩造さんの像は、人間味のあるしぐさだから今にも動き出しそうに見えます。
この像は後ろから見たら、哀愁があって、龍馬さんを思う二人の気持ちが伝わってきますね。
今にも、「おーい!りょうまー!」と叫びそうです。
お龍・君枝像がある琴ヶ浜は、天気が良ければ室戸岬と桂浜が見えるから、おススメの絶景スポットでもあります。
展望台があってそこから室戸岬と桂浜が見れます。
視界いっぱいに広がる海は爽快だから、銅像と合わせてぜひみてほしいですね。
TVの企画でこの像を劇団ひとりさんが見に来ていました。
お龍・君枝像を見て劇団ひとりさんが『雑なサイン』って言っていた浜田浩造さんのサインはこちらです。銅像にこだわりはあってもサインにこだわりがなかったんでしょうね。
住所:高知県安芸郡芸西村和食甲【地図】
駐車場あり
住所が確認できなかったので、上記の地図をクリックしてください。
グーグルマップを見たら、道がないように見えますが広い車道があり、先には駐車場もあります。
維新の門【高岡郡梼原】
維新の門は、銅像がある梼原町ににゆかりの勤王の志士を讃えた像です。
ちょっとかぶっていますが、後ろで号令だしてるのが吉村虎太郎です。
吉村虎太郎は、坂本龍馬より先に脱藩して討幕に命を燃やした「土佐の四傑」の一人。
高知の観光PR隊『土佐おもてなし海援隊』には、吉村虎太郎が参加していますね。
吉村虎太郎だけじゃなくて、怪力な上にウマより早く『天狗様」と称された那須慎吾の像も一緒につくられています。
この像も今にも走り出しそうな疾走感がありますね。浜田浩造さんは、像にする人物のどの瞬間を切り取るかがすごく上手です。
決意に満ち溢れた龍馬の表情にも注目です。
桂浜の像は浜田浩造さんのつくったものではありませんが、梼原町では浜田浩造作の龍馬に会えます。
住所:高知県高岡郡檮原町川西路2352-1【地図】
駐車場あり
牧野富太郎博士少年像【高知市】
高知市の牧野植物園内にある、牧野富太郎さんの少年像です。
牧野富太郎さんは、『日本の植物学の父』と呼ばれる人物で、多数の新種の植物を発見して命名しています。
牧野先生の銅像は上半身だけですが、すごくイキイキしています。
これだけアグレッシブに作られた、植物学者の銅像は世界に一つしかないでしょう。
義堂・絶海像【津野町】
私が唯一行っていない、浜田浩造さんの銅像が津野町にあります。
津野町の出身で室町・南北朝時代の高僧「義堂・絶海」の銅像です。
津野町のホームページに載ってるので、参考にしてください。私も必ずいってみます。
まとめ
改めて写真で見ても、やっぱり浜田浩造さんの銅像はめちゃくちゃかっこいいですね。
高知の自然の中に迫力満点でそびえたっている銅像は高知の誇りです。
高知に観光に来たら、この中のひとつだけでも見ていって迫力を感じてほしい!と強く願います。
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