どうも、「天空の郷」というブランド米が有名な本山町に移住した、ちゅんすけ(@tyunduke)です。
最近は畑を作り始めるなどすっかり農業づいている我が家。
同じ嶺北地域に住んでいる方の、稲刈りを手伝うことになりました。
藁をつかって刈り取った稲を束ねたり、バインダーという機械で稲を刈ったりと、体験したことがないことばかりでコツをつかんでいく過程が超たのしい。
しかし、作業が終わってから3時間後、立つのも難しいくらい右足の甲に激痛が。
田んぼがぬかるんでいて、何度も足を取られたので、足を引き抜くときに負担がかかったんだろうな。
そんな初めての「稲刈りのレポート」と、あとから調べまくった「田んぼで使える長靴」について書いていきます。
※追記
稲刈りや田植えなど、ぬかるんだ田んぼに入るときにおすすめの田靴について別記事でまとめました。
田んぼの場所がわからず迷う
集合場所は、稲刈りをする田んぼ。
事前に聞いていた住所がナビで出てきてので、「まぁ、わかるだろう」と思っていたら大間違い。
ナビで連れていかれた場所は、田んぼだらけ。
とりあえず、車を降りて探すもそれらしい人は見当たらず・・・・・
作業しているから「機械音を頼りに探そう」と思ったんですが、タイミングが悪いことに、稲刈りラッシュになっていて、あちらこちらから聞こえるコンバインの音。
のぞみの綱もたたれ、数キロほど歩いて探したけど見つからないので、「帰るしかないのか」という不穏な空気が流れたとき、作業をお手伝いにしに行く家の人がちょうど車で通りかかり、なんとかたどり着けました。
メインの道から、意外と奥に入ったところで、案内がなかったらたどり着けなかったな・・・・
稲刈りシーズンはクボタが忙しい
田んぼに行くと、休憩中でした。
どうやら、バインダーという稲を刈る小型の機械が壊れて、修理待ちとのこと。
すぐに、クボタの修理担当の人が来て、30分ほどで復旧しました。
いろんなところで稲刈りをしているようで、修理中も修理依頼の電話がバンバンなっているうえに、「あの音は負担かけすぎてるね。やりすぎたら壊れる」と、修理依頼がきそうな状況も数百メートル先に。
稲刈りを手伝いに来ないとわからない、意外なクボタの人気ぶりを知れました。
刈った稲を束ねる
バインダーを使えば、稲を刈り取り束ねるという作業を一気にしてくれるんですが、かなりぬかるんでいる個所があり、そこにはバインダーが入れません。
なので、ぬかるんでいる所は、人が鎌で刈って束ねないといけないんですよ。
始めは、鎌で刈り取った稲を束ねる作業をしました。
藁を使って縛るんですが、これが意外とたのしい。
藁がちぎれたりして苦労していましたが、だんだん慣れてきてコツをつかめてくる感覚がいいんですよね。
小一時間ほど作業をして「慣れてきたぞ!」というところでお昼ご飯の時間になりました。
お昼ご飯も楽しみの1つ
お昼ご飯は、お弁当を用意してくれていました。
弁当をもらうと、「お手伝いにきたなぁ」と何とも言えない充実感に満たされますね。
田んぼの中で、肉体労働したあとに食べる弁当は格別のものでした。
バインダーに使われる
ご飯を食べてからは、バインダーを使って稲を刈る作業をしました。
お手伝いに来た人と1周交代でしたんですが、この作業がとにかく大変。
自分が行きたい方向にバインダーを導くことができず、バインダーに引っ張られる感じになっちゃうんですよ。
稲を刈り残す上に、踏みつけてしまい何ともできない無力さ。
おまけに、ぬかるみがひどいところに稲が少し残っていて、バインダーが沈み込んでしまい、引き揚げようにも自分も足を取られて身動きができないという、どうしょうもできない状況に何度も陥りました。
あとで立てないくらい足が痛くなったのは、足を泥に取られて引き抜くとき、足に負担がかかりすぎて脱臼や捻挫のような症状なったんじゃないかなと思います。
悪戦苦闘しながらも2時間ほど作業を続け、3分の1ほど刈り終わったところで、娘を迎えに行く時間になったので先に帰らせてもらうことになりました。
右足に激痛が
作業を終えたあと、軽い筋肉痛のようになっていましたが、普通に行動はできていました。しかし、数時間後に足に違和感が・・・・
骨のあたりにズキズキくる痛み。
立とうとして足に力を入れるとかなり痛いので、ハイハイをして移動していました。
「恐れていた痛風になったのか?」と疑いましたが、ロキソニンのシップを貼って寝たら、翌日にはほぼ治っていたので安心しました。
田んぼのぬかるみ対策をググった
次に田仕事になったとき、ぬかるみに足を取られて苦戦しないように、なにか対応策はないか調べてみました。
脱出方法
ぬかるみにはまったとき、強引に足の力のみで引き抜いていたのですが、手でかかとを引き抜くようにすれば抜けやすいようです。
手は汚れるけど、今度はまった時は試してみよう。
田靴を買う
僕が履いていったのは、ホームセーターで売っていた普通の長靴なんですが、田んぼで使うような長靴もあるようです。
これだとフィット感が高く、脱げにくいので力を入れやすくていいですね。
2000円ほどと、値段もお手頃。
長さもあるので、深いぬかるみに入っても、中に泥や水が入ることも少なそうです。
僕が履いていった長靴は、もう少しで泥や水が入ってきそうで焦りました。
いろいろ調べていたら、田植えイベントでは『スニーカーや普通の長靴では来ないでください』という注意をしていることもあるようで、普通の長靴では戦力にならないようです。
野鳥の会のバードウオッチング用の長靴をすすめている人も多いですね。
5000円ほどと高価ですが、デザインもスタイリッシュでしっかりしたつくり。
今回稲刈りでも履いている人がいて、丈夫で使い勝手がかなりいいようです。
傷んできたので買い替える予定のようですが、またバードウォッチング用の長靴を買うといっていました。
今度田んぼに入る時は、長靴にもこだわって買おうと思います。
まとめ
今ではお金を払えば稲刈り体験はできますが、本当のお手伝いに行くほうが数十倍たのしめる!
本当のお手伝いだと「もっと上手にやってやろう」という向上心もうまれますし、「ぬかるみに足を取られたから改善してやろう」というように次のことを考えられます。
がんばって肉体労働した後に、もらえる弁当のうまさは格別。
「田んぼを持って米を育てよう」という気持ちにはまだなりませんが、田植えや稲刈りなど人手が欲しい時の助っ人として、もっとかかわっていきたいという気持ちになりました。