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現在の銀色夏生さんは5〇才?つれづれノートおすすめ5選

どうも、高校時代から「銀色夏生のつれづれノート」をバイブルとして読んでいた、現在36歳のちゃちゃこです。

先月発売されたつれづれノートは32巻。

つれづれノート1巻が発売されたのが1991年なので、もう26年も続いているんですね。

銀色夏生とは?つれづれノートとは?

銀色夏生さんは、宮崎県出身の詩人であり、写真家であり、随筆家です。

ちなみに、女性です。

作詞もされていて、大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」が有名です。

1960年生まれなので、現在は57歳ですね。もうすぐ還暦か!

お子さんが2人いて、2回結婚し、2回離婚しています。

「つれづれノート」はエッセイのような日記のようなものですね。

「ブログ」に近いものも感じます。

つれづれノートがはじまった1991年、銀色さんは31歳。

日々の生活の中で、食べたもの、いったところ、感じたところを銀色さん目線で書かれています。

子育て中はこどもの話題も多く、娘の「かんちゃん」と、息子の「さくくん」のことを、読者は親戚のような目線で成長を見守っています。

私とつれづれノートとの出会い

私と銀色さんとの出会いは、高校1年生のときでした。夏休みの宿題で、読書感想文があり、友達がたまたま銀色夏生さんの本の感想を書いていました。

友達の感想文は全然おもしろくなかったんですけど、本は面白そうだったので借りて読んでみたら、そこから銀色さんにハマりました。

私は「詩」よりも「つれづれノート」が好きでしたね。

自分の部屋でジュースとお菓子を食べながら、寝転がってつれづれノートを読むのが至福の時間でした。

つれづれノートの魅力

私が感じるつれづれノートの魅力は、「日常を楽しむ人生」をみせてくれているところです。

いいことばかりじゃなく、悩む日々もあるのですが、それが人生だし、そんな普通の日々の大切さを教えてくれます。

私は昔から、非日常を味わえるディズニーランドとかのテーマパークが好きじゃなくて、「毎日の生活でどれだけ楽しく幸せを感じられるか」ということをよく考えていました。

よく聞くフレーズですが「何気ない日々のなかで幸せを感じる人生を送りたい」と考えていた私には最高のバイブルでした。

そしてつれづれノートは、なんでもない日々を過ごす中で大事な気づきがあって、それをさりげなく書いてくれています。

その大事な部分に、赤線を引いたりしていた高校時代。。

私の頭の中の気持ちいい部分を刺激してくれて、「なんとなく感じていたこと・考えたかったことを刺激してくれる言葉」があふれています。

そんなつれづれノートが大好きな私が、今まで発売された32冊のなかで、とくにおすすめの巻を勝手に紹介します。

おすすめつれづれノート

つれづれノート②

最初に紹介するのは1993年に発売された「つれづれノート②」です。

ページを開いて最初に書かれている一文で、もう頭がぐるぐる回ります。

6月3日 今日、気づいたことがある。私は、その人の人生の中で何かへ向かっていない人といると気持ちが落ちつかなくなるということだ。

うーん、これはどういうことだろう、自分は何かに向かっているのかな、と考えさせられますね。

つれづれノート②は薄いながらも名言が多くて、読みながら思考がぐるぐる回ってきて、なかなか読み進めません。

1月30日 いつでも未来は、何がおこるかわからない無限の広がりのはずなのに、うっかりすると決まりきった今の延長であるかのような狭い展望になるので、それはいけない。人生を変えることは簡単で自由だということを忘れずに生きていこう。

うんうん、そうだよ。「自由だ」ということは忘れちゃいけないよね。

つれづれノート⑦ 気分よく流れる

娘のかんちゃんが5才のころのつれづれですね。今のムスメと同じくらい。

かんちゃんとのやりとりが多くて可愛らしくて面白いです。小さいうちは怒ることが多かったですが、5才くらいになるとほのぼのしていますね。

10月21日 素直な言葉には、はっとさせられる。普通のあたりさわりのない言葉だけで、よく知らない人とは会話を続けられるけど、誰かが急に素直な言葉をぱっとしゃべったりすると、やられたと思う。

かんちゃんとの出来事がイラストでもたくさん載っていて、子育て中の人におすすめの7巻ですね。

つれづれノート29 土から芽がでて風がそよそよ

これは去年の3月に発売されたつれづれです。これを書いた銀色さんは56歳なのか。。そんな風には感じないなぁ。

7月6日 人の幸せを祈るって、どうなんだろう。なんとなくいいことのように聞こえるけど、よくよく考えると私はそこに実体を感じられない。「幸せ」ってこと自体が漠然としてるし、本人の望みは別のところにあるかもしれない。だれも自分以外の人のことは本当にはわからない。

人のなすべきことは、自分の人生を生きることだと思う。できるだけ、可能性の限り、自分を生きる。自分のしたいことをする。自分のしたいことは本当にこれか?これか?これなのか?と何度も自問しながら自分の人生を生きる。

それが他人を敬い、救う道に通じると私は思ってる。

うん、まさにそう。ずっと考えてたことでした。自分の人生を生きることが一番大事だよね。祈ってもしかたない。

銀色さん、56才かぁ。56才でもずっと「自分のしたいことはなにか」と自問自答してるんだね。

つれづれノート⑤ さようならバナナ酒

これも古いつれづれで、平成7年発売なので、1995年ですね。銀色さんは35歳。今の私とほぼ同じですね。

6月18日 自分の好きなことをして、暮らしていく、というのは、才能というよりも知恵だと思う。

今、好きなことをして暮らそうとしているわたしに響くなぁ。知恵かぁ。

1月6日 私は思うんだけど、人はその人らしいことをしているのなら、それは大体いいんじゃないかと思うそれが、気どったことでも、ケチなことでも、スケベなことでも、傲慢なことでも、他人が眉をしかめるようなことでも、それがその人にとって似つかわしいことなら、それほど悪くないと思う。悪いのは、その人が自分でも、自分らしくないと思うことをしている時。本人も居心地が悪いし、非生産的でもあるだろう。

無理して何かしてる人をみるのって心苦しくなるよね。居心地がわるいならやめたほうがまし。

銀色さんが、いろんな場所へ旅行するのが好きな時期ですね。

自分と同じ歳のころに、こんなことを考えながら過ごしてたんだなぁと思い返して読むのが面白いです。

つれづれノート⑥ バラ色の雲

これも少し古いつれづれです。

6月3日 仕事をやめたいという人の手紙で、「人生、耐えることはあまり必要ではなく、自分が好きなことをやっている方が幸せになっていくような気がする」と書いてあった。

それを見て思ったけど、人って、「そうか自分の好きなことをやっていいんだ」と、ある時パンと雷にうたれたように気がつく時があると思う。

それに早く気づいた人は気がらくだと思う。

こんな大事なことをさりげなく書いてる。20年も前に。

そうだよね。好きなことやっていい、だって自分の人生だもんなぁ。

私は29歳で1度気づいて、今年また更に深く気づいてしまった。

少し遅かったけど、まだ人生の半分も生きてないはずだからまだ遅くはないか。65才くらいで気づくよりかはましかな。

今、すごく悲しいことがあって立ち直れないかも知れないと思っている人へ、私は、三ヶ月だけガマンしなさいと言いたい。もうこれから先に楽しいことはないだろうと思っている人へ、三ヶ月、とりあえず三ヶ月だけ生きてみなさいと。

力強い励ましの言葉。

ひとりめの結婚相手と離婚したときなので、銀色さんもつらかったとき。

自分自身にも語りかけていたんだと思う。

まとめ

改めて、つれづれノートを読み返してみて、高校生のときの自分の気持ちを思い出しました。

大人になってからも読んでいたけど、「銀色さんは自分とは違う世界の人」「私は好きなことだけをして生活していけるような人間ではない」と思っていました。

けど、私は36才になって「好きなことをして生きる」ということに挑戦することになって憧れの銀色夏生さんに一歩近づいた気がします。

高校生のときの自分に「いつかあなたも銀色さんのように、文章を書いて生活するんだよ」と言うと、「いやー、絶対無理でしょ」って言われそうです。

今でも十分な収入は得られていないけど、文章を書くことで少しでも稼げるようになったことが感慨深いですね。

あと、もっと「自分の頭の中のことをさらけだせるようになりたいな」と。

魅力的な文章を書く人は、頭の中の言語化がうまい人だなと改めて思いました。

少しでもうまく言語化できる人になりたいな。うん、まだまだ頑張れる。頑張ろう。

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ちゃちゃこ
蛍光ペンで線を引くのもかなり楽だよー!