出産前に読んでよかった。「赤ちゃんと脳科学」の感想

友達がおすすめと教えてくれた本「赤ちゃんと脳科学」。

赤ちゃんの行動を脳科学的分析に基づいて検証し、どのような考えで育児をすればよいのかをわかりやすく書いてくれています。

早期教育や赤ちゃんとテレビのかかわり方、赤ちゃん・子どもとどう関わっていけばいいかを科学的根拠とともに教えてくれます。

4歳ムスメの母、妊娠7ヶ月の妊婦にとって、とてもためになる本だったので紹介しますね。

流行の育児書やネット情報にまどわされたくない方に必見の本です。

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生後10ヶ月くらいの赤ちゃんが頭を後ろにゴンゴンやるのは、、、

赤ちゃんって不思議な行動をいっぱいします。初めての子どもだと、その行動ひとつひとつが気になってしかたありません。

生後10ヶ月くらいから頭をゴンゴン後ろにぶつけるしぐさをすることに心配なお母さん。友人に相談したら「あなたのストレスが子どもに伝わっているからよ」と言われたと相談にきたそうです。

本当にストレスが伝わってそんなことをしているのか、、、

生後9ヶ月から10ヶ月ごろ、赤ちゃんは目の前の世界だけでなく、自分の後ろにもどうやら世界があるらしいことに気づき始めます。

お母さんの心配をよそに、赤ちゃんの成長のひとつだったんです。かわいいですよね。後ろに世界があることに気づいたなんて。

赤ちゃんのしぐさにはまぎらわしいものがたくさんあります。ですから、親が一方的に「赤ちゃんのことは何でもわかる」と思い込んだり、逆に「何もわからない」と投げ出すのは困り者で、本当は、誤解や勘違いを埋めながら、親子の絆を作り上げていく作業が子育てなのです。

本当にそうなんですよね。赤ちゃんは、親にも理解できない行動をいっぱいします。

もうすぐ生まれてくる子は2人目ですから「赤ちゃんはこんな感じ」というのはわかりますが、何で泣いているのかわからないことはいっぱいあるでしょう。

しかし、それでいんですよね。少しずつ理解していって、少しずつその子の親になっていけばいいんです。

早期教育に感じる違和感

できるかぎり多くの能力を伸ばしてやろうと、ピアノやサッカー、スイミング、習字などの教室に幼児期から通わされているある小学生は、燃え尽きたような表情をして、チック症状を起こしていました。親の話を聞いていて私は、「努力すれば何でもできると考えることは、むしろ子どもにとって重圧になることもある。少し立ち止まって考えたほうがよいのではないだろうか」と思いました。

ムスメが4歳になり、周りでは習い事を始める子も増えてきました。私はそれに違和感を感じています。

私は、子どもの脳に刺激を与えて「賢くなった」と喜ぶよりも、自分の子どもを見て、彼らが何を望み、どのようなときに達成感を感じているのかを汲み取り対応することのほうが、よほど楽しく充実した子育てだと思います。ー中略ー

早期教育が、何を目的になされているのかを考えたとき、「少しでも他の子どもより賢くなってほしい、すぐれた能力を発揮してほしい」というのではどんなものしょうか。そうしたい親の気持ちをまったく理解できないわけではありません。しかし、人よりすぐれてほしい、能力がすぐれているほうが素晴らしいという競争主義的な考えは、「そうでない子はダメ」という、偏見や差別意識につながりかねません。ー中略ー

ありのままに人生を幸せに送ることができれば、それこそが素晴らしいことであると私は思うのです。

私が感じていた違和感を、このように書いてくれていました。

子供ができなかったことができるようになるのは、親にとって嬉しいことですが、その先に子どもの人生の幸せがとくに見えなかったんですよね。それよりももっと大事なことがあると感じていました。

それは何かを次に書いてくれています。

「見守り」とは観察と準備

子どもを「見る」ということは、子どもの行動をある程度冷静に「観察」し、いつでも手を貸せるように「準備」しながらも、子どもの自由な行動を促進させることです。つまり「見守る」ということです。そして、失敗したときは励まし、うまくいったときは思いきり誉めて、やる気を出させるということだと思います。-中略ー

子どもがその能力を伸ばすのは、脳に情報を詰め込んだ時よりも、うまく誉められてやる気が出てきたときです。

親にできること、してもいいことは、子どもの様子をじっと観察し、子どもが一つのことを成し遂げたときにうまく誉めてあげることです。

大きくうなずきました。私たち夫婦が日頃意識していることです。そして「見守る」ことはそう簡単にできることではありません。しかし、親として子どもの本当の幸せを考えたときに、「見守る」ことが一番大切だと思っています。

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周囲の協力が育児を支える

この本は14年前に発刊されましたが、今の母親の状況はこの頃と変わっていないんだなと思う記述があります。

ある母親は「どうして自分がこんなにも楽しく幸福感に満たされながら育児ができるのだろうか」と考えたときに「周囲の親切と協力が自分を支えている」と気づいたそうです。

夫はやさしく、曾祖母、祖父母、両親、親戚、職場の同僚、近所の人々まで、子どもの育児に協力してくれている。足りないところは誰かがアドバイスして、子どもの成長を一緒に喜んでくれていることが、自分の育児を支えていると。

それに比べて、会社人間の夫は育児を任せきりにして、家の中で、話しのできない赤ちゃんとだけ向き合っている。保育所に子どもの預けようとしてもパートの稼ぎでは追いつかない。仕事ももっていればいたで、あっという間に育児休暇があけ、0歳児保育に子どもを預けようとすると「かわいそう」と言われる。

10年以上経っても、変わりませんね、、、。いや、今もっと深刻になっていますよね。

やはり子育ては、母親ひとりでやるものではありません。周囲の協力があって当たり前!いや、ないとできないんです!

さいごに

最後の章に著者は、このように書いていました。

肝心なのは、子どもを「天才に育てる」ことではなく「幸せな人間に育てる」ことだと思うのです。

本当にそうです。親ですからいろんな期待をしてしまうときもありますが、根本は「子どもが幸せになるための育児」が私の目指す育児だと、改めて感じました。

そのためには、親の私たちが幸せな人生を送ることが大事ですよね。身をもって子どもたちに伝えていきたいです。

周りの情報や意見に振り回されず、子どもの幸せを願っている親たち必見の面白い本でした。

他人と比べることなく、楽しく育児しましょう!興味のあるかたは、ぜひ読んでみてください。

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