どうも、4歳のムスメと、生後1ヶ月半のムスコの母ちゃちゃこです。
最近はどの病院も「母乳育児」を推奨していますよね。
1人目を出産した病院は「完全母乳でがんばりましょう!」という完母推進派でした。
2人目は「できれば母乳だけでいけたらいいよね」というくらいの推奨のされ方でした。
2人目を育てるにあたって、改めて「完全母乳のメリットはなにか?」と自分に問いかけてみたところ
完全母乳がいいと世間で言われているから、「なんとなく完全母乳がベストだろう」と思っていたのですが、本当にそうなのか?と考えたときに疑問がわきあがりました。
1人目は完全母乳で育てたのですが、今思うとデメリットも多く、母である私だけが背負う負担が大きすぎました。大変なことも多々あってとても疲れました。それと同時にミルクをあげているお母さんに対して
という疑問をもっていましたね。今思うととても恥ずかしいですが、一人目育児のときは、ミルクをあげることに抵抗がありました。
1人目を完全母乳で育てたけど大変だった経験から、現在の2人目は「完全母乳はやめよう!」と思っています。今はミルクと混合で育てていますが、母乳だけよりとても楽です。
今、「母乳だけで育てるのがつらい」と思っているお母さん、ミルクあげてもいいんです!ミルクだけにしたっていいんです!
だって大人になってから「母乳とミルクで育った人に差はない」ですから!無理しなくていいんです!
完全母乳育児のメリット
改めて「完全母乳育児のメリット」について調べてみました。
AMOMAよみものから引用させてもらいます。
●赤ちゃんから見たメリット
1.お母さんと肌と肌が密着できることで安心感を得られる
2. 母乳から生きた細胞である免疫細胞がもらえる
3. アレルギーが予防できる
4. あごの発達を促す
5. 乳幼児突然死症候群を予防できる●お母さんからみたメリット
1. 子宮収縮を促し、産後の回復が早くなる
2. 赤ちゃんとの愛着形成が進む
3. ミルク代が要らない
4. マタニティブルーを軽減できる
5. 乳がん、卵巣がん、子宮がんを予防できる
6. 産後ダイエットによい
7. ミルクを作る手間が要らない
こういうメリットがあるそうです。
これは完全母乳じゃなくて、ミルクとの混合でも同じメリットがあるんじゃないですか?
ミルクだけでも得られるメリットもあるんじゃないですか???
「母乳じゃないと赤ちゃんとの肌のふれあいが足りない」「愛着形成が足りない」とかいうのが凄くいやですね。
ミルクでも十分に赤ちゃんとのスキンシップはとれますよ!今はミルクにも十分な栄養が入っていますよ!
完全母乳育児のデメリット
次は、私が一人目を完全母乳育児で育てたときに感じたデメリットについて書いていこうと思います。
現在進行中の「ミルクとの混合育児のメリット」も一緒に書いていきますね。
人に預けられない
母乳だけを飲むようになると、赤ちゃんは哺乳瓶の乳首を嫌がって、母乳以外が飲めなくなります。そのため、絶対に人に預けることができないんですよね。
少しだけのお出かけもできないので、ほとんど家にこもっていましたね。
今は、旦那やムスメがミルクを楽しんであげてくれるのでとても助かっています。
母親以外が、赤ちゃんと触れあう機会が増えるのもいいですよね。
そして今は、赤ちゃんを旦那に預けて気軽にでかけることができています。
これはかなりストレス解消になります。ムスメの保育園のお迎えや遊びにつきあったり、買い物にでかけたりするだけで気分転換になるんですよね。
気軽に人に預けられるというのは、とても大きなメリットです。
乳が張って痛い
完全母乳になると、お乳の製造量が多くなるので、1・2時間飲ませないだけで、乳がパンパンになり、痛くてしょうがなくなります。
乳が痛いとほかのことをやる気がなくなるんですよね。抱っこすらも痛いです。
「ミルクや搾乳したお乳を哺乳瓶で飲める赤ちゃん」を人に預けたとしても、外出先で乳が痛くてたまらないということになってしまいます。
現在は、乳の製造量がそれほど多くないので、張ることはありますがめちゃくちゃ痛くなることはありません。これもとても嬉しいですね。
乳の白斑・乳腺炎・流血
お乳の製造量が多い分、乳首に白斑ができたり、乳が詰まったりして乳腺炎になったりとトラブルが多いです。
痛くて痛くてたまらないのですが、そのときの解決法は「とにかく赤ちゃんに吸ってもらう!!」ことなんですよね。。
痛くて仕方ないけど、とにかく吸ってもらうことが一番の治療なんですよ。
「ひえ~~!!!痛すぎ~~!!」と思いながら吸わせてましたねぇ。あー、痛かった!!
そのとき参考にしたのはこの本です。何度も何度も読み返しました。
初めてママの母乳育児安心BOOK (ベネッセ・ムック たまひよブックス お役立ち安心シリーズ)
今回は、産後入院中に「乳首からの流血」がありましたが、その後はトラブルはありません。
食事・飲みもの・薬の制限がある
妊娠中から食事制限があるのに、産後もまた乳のために食事に気をつけないといけないんですよね。
1人目のとき、クリスマスに「旦那がつくってくれたシフォンケーキに生クリームをかけたもの」を食べたら、乳がカチカチになってめちゃくちゃ痛かったです。
私の場合は、甘い乳製品を食べると痛い目にあっていました。
それ以外は好きなものを食べていましたが、もちろんアルコールは飲めませんし、風邪をひいても頭痛がひどくても、薬は飲めません。
母乳をやめるまでの1年半に、薬が全く飲めないのはつらかったですね。
私はもとからアルコールは飲みませんが、「どうしてもアルコールが飲みたい!飲めないのはストレスが溜まる!」という人は、ミルク育児にしてもいいと思います。
母親のストレスを溜めないことが、育児で一番大事なことです。
今は、甘いものを食べても張ることはないので食事制限はしていませんね。現在風邪をひいているのですが、薬が飲めないのはつらいです。
1歳くらいで卒乳できたらいいなぁ。
腹もちが悪いので、授乳回数が多い
母乳はミルクより消化がいいので、赤ちゃんはすぐにお腹が空いてしまうんですよね。
1人目のときは、夜中に1時間おきくらいに泣くので、寝た記憶がほとんどないくらいです。何度も授乳してつかれているときに、旦那のいびきがうるさくて寝れなかったので、旦那は別室で寝てもらうことにしました。
日中もずーっと乳をあげてたなぁ。。ごはんもろくに食べられませんし、家事をやる時間もありませんでした。
赤ちゃんによって違いはあると思いますが、ミルクよりかは確実に回数が多いです。
現在は寝る前にミルクをあげているので、3時間くらいはもちますね。3時間寝られるととてもすっきりします。私の体調もその分いいです。日中も、乳がなくなったときはミルクをあげるので、よく寝てくれています。
卒乳が大変
卒乳=母乳をやめるときがとても大変でした。
1人目のムスメは1歳半で卒乳しました。
乳がないと寝れない状況だったので、夜中に寝かせるためにドライブにいったり、ずっと泣いていたりと苦労しました。
私の乳も大変なことになり、職場のトイレで30分くらいタオルに絞ったりしていましたね。
卒乳も今思うとドラマチックな思い出ですが、2度は経験したくないですね。
「楽しさ>大変さ」か「楽しさ<大変さ」
上記にあげたように、完全母乳育児は大変なことが多いですが、その中で楽しさのほうが大きかったらやるべきだと思います。
1人目のときは大変でしたが、その中で楽しさや責任感があり、「母親として私がんばってるなぁ」という自己満足を得られていました。
逆に、「楽しさよりも大変さが大きい」なら、混合育児かミルク育児にするほうがいいですね。
ミルク=悪ではないんですよ。ミルクは赤ちゃんとお母さんを助けてくれる道具です。
ミルクづくりをいかに楽にするかは大事
母乳のメリットは、「どこでもすぐにあげられる」ということもありますね。
ミルクだとつくっている間に赤ちゃんが泣くので焦らされます。
哺乳瓶の消毒や、ミルクを冷ますのも大変です。
そのために「ミルクづくりをいかに簡単にするかということ」はとても大事です。
我が家は、消毒は電子レンジを使用しています。
水を少し入れて、3分加熱するだけなのでとても楽チンです。
チンしてすぐに使うときは、とても熱いので注意しながら、このハサミでつかみます。
我が家はそのまま沸騰したお湯でミルクをつくって、水で冷ましていますが、今は70度に設定できる電気ポットもあるので、ミルク育児をする人は冷ますのが楽になるのでおすすめです。
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産院では、一度沸騰したお湯をさました「さ湯」を「ミルクの全体量の半分はいれていい」とのことでした。
「ミルクつくりをいかに簡単にするか」というのはとても大事なことなので、便利グッズをそろえたほうがいいですよ。
母親に選択肢をください。
病院などでは「完全母乳がいいよ」と教えてくれますが、デメリットが語られることはありません。
完全母乳育児は、母親の身体と精神を病むこともあります。
「混合育児でもミルク育児でも赤ちゃんは元気に育つんだよ」ということを教えてほしいです。
それを知った上で、母親が「どれがいいかを選択できる世の中」になってほしいですね。
育児は毎日続くことなので、大変さと楽しさのバランスをうまくとっていかないといけません。
「楽をすること」=「悪」ではないですし、「手間をかけること」=「いい子に育つ」わけでもありません。
母親が「納得して楽しめること」が一番の「最良」だと思います。
母乳育児を続けるか悩んでいたらこの本もおすすめです。
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