高知県から約3時間。
兵庫県西部へ、7歳の娘と2歳の息子を連れて1泊2日の家族旅行へ行きました。
宿泊先になったのは、岡山県と接してる赤穂市にある『ホテル山長』
ホテル山長(HOTEL YAMACHOU) | ||||
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14畳の和室に泊まり、朝食をつけて1,9000円ほど。
クセが強くて、『気になる人は気になるし、気にならない人は気にならない』と、合う合わないが分かれやすいホテルでした。
ホテルの詳細を見てもわかりづらかったり、勘違いしやすいポイントもあったので、注意点なども含めホテル山長に泊まってみた感想を書きます。
ホテル山長 14畳和室はこんな感じ※写真付
14畳もあるとかなり広く、8畳と6畳の2部屋に分かれていました。
6畳の部屋には机と大きなテレビがあり、ゆったりとくつろげるようになっています。
播州太鼓というお菓子が置いてあって、息子がやけに気に入って全部食べていました。
2歳児がいると、床の間にある掛け軸と陶器がどうしても気になってしまいます。
だいぶ聞き分けがよくなってきて、「ここに近づいたらダメ」と言うと近くに行かなくなりましたが、もう少し小さかったら触りに行こうとするからかなりストレスになりそうです。
もう一方の部屋は8畳。
布団が3つ余裕でしける広さがあります。
こちらの部屋には小さめのテレビ、温風ヒーター、冷蔵庫、電気ケトル、囲碁や将棋盤といったものがありました。
冷蔵庫の中には、ミネラルウォーターが入っていて、お茶やコーヒーをいれて飲むこともできます。
なんと、珍しいものではEcho Dotまで!
USBも使える電源タップがあり、スマホやタブレット、バッテリーなど充電するものが多いので助かりました。
ほかにも、フロントに言えばおもちゃなども無料で貸してくれるようです。
洗面所も広く洗面台が2つ、トイレも2つありました。
娘が小学生になり、両方とも混雑することが多くなったので、何気に助かる仕様ですね。
玄関も広いのですが、ちょっと扱いづらい内開きなのが残念。
ホテル山長の和室はWiFiなし?
部屋案内を見てみると『和室はWiFiがなく、必要なら1階で使ってください。パスワードはフロントにて』という感じでした。
廊下にWiFiルーターあって、それらしいWiFiも飛んでたんですが、オープンネットワークだったので万全を期して繋ぐのは回避。
「どうしても和室でWiFiを使いたい」という人は、もしかしたらWiFiが使えるのかもしれないので、問い合わせてみてください。
ホテル山長には内風呂はなし!
ホテル山長の和室には、内風呂が付いていませんでした。
もちろん、ホテル内でお風呂は入ることができ、貸切風呂なのですがこれがなかなか曲者で…
コンセントがたくさんある
洗面所やトイレが2つある
WiFiがない?
内風呂がない
USB付きの電源タップやEcho Dotなど、時代にあわせていろいろ対応しようとしているのは好印象。
ただ、建物的にどうにもできない『内風呂がない』というのは、子連れには地味につらいポイントでした。
ホテル山長 貸切風呂の注意点
今回泊まった和室には、内風呂がない代わりに貸切風呂で「ヤホーイ」と喜んでいたのですが、実際に行ってみるとストレスになることがありました。
貸切風呂が使えるか自分で確認
もちろんホテルには他にもお客さんがいて、貸切風呂を使うのでいつでも自由に使えるわけではありません。
いつお風呂に入っていいかというと、『誰もお風呂に入っていないとき』
「のぞいてみて電気が消えてたら入っても大丈夫ですよ」とフロントのおばちゃんから案内され、嫁がお風呂が空いてないか何度か見に行くも電気がついている状況。
「タイミング悪かったらずっと入れんやん」
「時間無制限やから長風呂してる?」
「他の部屋にも内風呂やユニットバスも付いてなさそうだし、山長に泊っている人がみんな貸切風呂に入るんだったら、かなり競争倍率高くない?」
なかなかお風呂が空かないのでいろいろ想像しすぎて、ムダにストレスを感じてしまいました。
いつになったらお風呂に入れるか分からないのは、大人だけならまだしも子連れには時間を持て余してして大変。
内風呂があれば広いお風呂にこだわる必要もないのですが、内風呂がないので逃げ道すらない感じなのがたまりません。
4回目に見に行ったとき、電気は点いているけどロックがされていないことに気づき、確認したら中に人はいなかったので、やっとお風呂に入ることができました。
しばらく前から、お風呂は空いていたっぽいですね。
ロックされてなくても、中に人がいる可能性もあって中を見るのは勇気がいるので、ちゃんと電気消しといて欲しかった・・・・
やっとお風呂に入ることができたのですが、脱衣所も浴室も激寒。
お湯の温度もぬるくなっていて、熱湯を足してもなかなか温まらず、寒さを我慢して手早くお風呂を済ますハメになりました。
後から気づいたのですが、換気扇の電源がついていて、ものすごく換気が強いので外気レベルの室温になっていた感じです。
他の利用客の行動に大きく影響を受けるので、山長の貸切風呂は僕のとってけっこうストレスになりました。
うまくハマれば、お風呂も広く家族で入れて子どもも喜ぶので、貸切風呂はかなりメリットなのに残念!!
湯舟が広い
予約制でないのでなかなか入れない可能性がある
山長の朝食はちょっといいビジネスホテル並み
山長の朝食は、ホテル1Fのロビーで食べます。
自動ドアの前を通って行くので、人が通るたびに開閉されてめっぽう寒い。
食事は7:30からだったので、時間どおりに行ったのですが子どもの分しか準備できておらずバタバタしていました。
メインのおかずはテーブルに並んでいたのですが、座ってしばらくしてもご飯や味噌汁は来ず、火を着けるタイプの鍋的な料理もしばらく火が着かないまま。
待っている間に、新たにぞろぞろ別の宿泊客もきて、その対応でさらに時間がかかる状況。
「忙しいんだろうな」っていうより、「段取り悪いんじゃない?」という感じで、ちょっと不満がたまりました。
ホテル山長 子どもの朝食 ※写真あり
子どもの料理は、お子様ランチのような食器に入れられていて、かなりボリュームがありました。
朝は小食の娘は、さすがに全部食べ切れませんでした。
※残りは父親がおいしくいただきました。
朝からあまりたくさん食べれないという子どもの場合は、朝食をなしにしてもいいかもしれませんね。
ホテル山長 大人の朝食 ※写真あり
大人の朝食は、鮭や卵焼き、煮物の小鉢に加え、特徴的だったのが旬のカキが入った鍋。
ぽん酢でいただきました。
朝食は日替わりのようなので、内容は違っている可能性が高いです。
ホテル山長 場所
〒678-0239
住所:兵庫県赤穂市加里屋1729−5
【地図】
ホテル山長 周辺には何がある?
忠臣蔵で有名な浅野内匠頭(切腹したほう)がおさめていたのが赤穂藩で、ホテル山長の近くには赤穂城跡があります。
城下町をイメージしたような街並みで、歩道も広く散歩してもおもしろかったです。
12月という時期もあり、近所のかましま水産という飲食店には、カキを求めてかお昼ごろには大行列ができていました。
夜は行列は見えなかったので、山長に泊まるときにはかましま水産で夕食を食べるのもありですね。
歩いて行ける距離では、あこうぱんもおすすめ。
開店直後に行くと、ハード系パンはほとんど焼きあがっていませんが、お客さんも少なくゆっくりパンを選べますよ~。
車で7分ほど行けば、ちょっとした動物園(入園料がかかります)や遊園地、遊具がある赤穂海浜公園もあります。
駐車料金は500円かかりますが、子どもを1日中遊ばせることもできるレベルの公園でした。
ホテル山長はあり?なし?
部屋は広いし、新しいアイテムを取り入れたりしておもしろいとは思ったのですが、お風呂や朝食でストレスを感じたのでリピはなさそうです。
チェックインしたときに、フロントの人が部屋まで案内してくれて、部屋の説明をしてくれたんですが、それも「いらないなぁ」と感じてしまいました。
うまくハマっていれば楽しかったはずですが、最悪のパターンになってしまったので、厳しめの評価になってしまいました。
たまたま良くないことが重なっただけの可能性もあるし、僕が神経質なタイプなので気になることが多すぎなので、「いいホテルだよ」という人もたくさんいそうなイメージ。
かなり否定的なことを多く書いたので、この記事を読んでも「そんなところは気にならないなぁ」という人は、ホテル山長を気に入ってくれそうです。
ホテル山長(HOTEL YAMACHOU) | ||||
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僕と同じようなタイプの人は、ほかを検討したほうがいいかも。
値段的には、このエリアでは山長はお得な方ですが、人数が多かったりベッドでもいいという人は、赤穂海浜公園のコテージなんかもありますよ。