高知から大分(大分から高知)に行く最強の移動手段はフェリー
高知市から大分まで、2泊3日の旅行に行ってきました。
四国のお隣にあるものの、海を隔てているから車で行くにはかなり遠い九州。
「移動の疲労を少なく大分まで行けないか」調べまくって、最善の方法を探し出しました。
高知から大分だけでなく、四国から九州へ車で行こうと考えている人は、ぜひ選択肢に入れてほしい移動手段です。
- 山陽道は運転したくない
- 運転の疲労を少しでも少なくしたい
- レンタカーは嫌なので自家用車がいい
- それでもできる限り安く済ませたい
そんなあなたにおすすめな内容です。
高知から大分へはフェリーで行こう
高知から大分に行くのに、僕のおすすめな移動方法はフェリーです。
「愛媛と大分を結ぶフェリーでしょ?知ってるよ。」という人も多いかと思いますが、そのフェリーの航路が3つあるとしたらどうでしょうか?
僕がおすすめするのは、愛媛県の三崎港と大分の佐賀関港を結ぶ『国道九四フェリー』
ちなみに、佐賀関の読み方は『さがのせき』です!
ナビに入れるときに、『さがぜき』や『さがせき』で検索をかけても出てこなかったので苦労しました。
国道九四フェリーは、他の航路(八幡浜へ発着する宇和島フェリー)と違い、最短距離を結ぶため3つのメリットがあります。
2、運航本数が多い
3、フェリーに乗っている時間が短い
このメリットによって、かなり快適に九州に行くことができ、「また行きたいな」と思えるくらい余力を残して帰ってこれました。
次は、それぞれどれくらいメリットがあるのか、どう快適になったのかを詳しく説明していきます。
「国道九四フェリーいいやん。これで行こう」と思った人は、リンクを張っておくので運航ダイヤなど確認してみて下さいね。
高知 大分フェリー 料金
例として、我が家の場合どれくらい運賃が違うか、一番安い料金で比較してみます。
※料金は令和2年11月時点のものなので改定されている場合があります。
車種:フリード(5m未満車両)
大人×2
小学生×1
未就学児×1
大人 1,090円×2
子人 550円×1
合計 11,590円
大人 3,150円×2
小人 1,580円×1
合計 20,840円
大人 2,350円×2
小人 1,180円×1
合計 17,430円
5000円から1万円と、運賃にかなりの差がついてしまいました。
初めは、八幡浜発着の宇和島フェリーしか見つけれなかったこともあり、料金がネックになって九州が遠かったのですが、1万円代前半で行けると知り嫁のテンションがかなり上がりました。
我が家は3歳児がいるので、ウロウロして周りに気を使わないためにも、プラス1500円して個室を取りましたが、それでも合計運賃は13,090円。
低料金で、ものすごく快適に移動することができました。
電波状況が悪くて、映らないことが多いですが個室にはテレビもあります。
個室はフェリーの種類によって違っていて、行きに乗ったフェリーは4畳くらいの部屋ですが靴を脱いで寝ころぶことができ、帰りのフェリーは12畳ほどと広さがありましたが靴を履いておかないといけない部屋でした。
ちなみに、高速を使っていった場合の料金を、高知市から別府(1日目の目的地でした)までで仮に計算してみると…
ETC料金だと、最安で10,610円で行くことができました。
フェリー最安の九四フェリーも、フェリー料金に加え乗り場までの高速代もかかるので、実質14,800円(11590(フェリー)+3210(高速))かかります。
料金面だけで見ると、さすがに高速道路を使っての移動の割安感はすごい。
とにかく移動費を安く済ませたい人は、高速道路を使った旅行が一番よさそうです。
ただ、ETC割引が適用されない日に行く場合は、フェリーのほうが安く行けますよ。
「安いだけじゃない。車移動に快適さも加えたいんだ」という人は、九四フェリーの良さをさらに書くので、そのまま読み進めてくださいね。
2、運行本数が多い
九四フェリーが、旅行におすすめな理由として大きなものが『運行本数が多い』こと。
※運行本数は令和2年11月時点のものなので増減されている場合があります。
三崎-佐賀関 16本
宇和島フェリー
八幡浜-別府 6本
八幡浜-臼杵 7本
大分方面から出航の便も同じ本数が出ています。
宇和島フェリーの場合、本数が少ないので3時間~4時間に1本程度しかフェリーがでていません。
1本逃すとかなりの待ち時間が必要になるし、3時間単位でスケジュールを組まないと行けなくなってきます。
しかも、ちょうどいい時間に出航するフェリーが、なかなかないんです。
出発日も早めのフェリーに乗らないと、1日目は大分で遊べる時間が短くなってしまい
最終日は、フェリーの時間を中心に考えて行動しないと、長時間待つことになったり、帰りがかなり遅くなる可能性も。
九四フェリーだと、出発日は遊ぶ時間も確保しつつギリギリまで寝ることができたし、最終日はあまり時間を気にせずギリギリまで遊べました。
運行本数が多い理由が、さらにメリットになっています。
本数が多いことにより、いろんな便に人が分散するので、満席になるリスクも少ないです。
3、フェリーに乗っている時間が短い
九四フェリーは、愛媛-大分間を最短航路で行くため、フェリーに乗っている時間はたった70分。
この時間が短いので、1時間に1度というハイペースでの出航が可能になるんですね。
フェリーに乗っている時間が短いということは、
船酔いが心配な人も多少気が楽になるし、
小さい子どもがいる場合は、見張る時間が少なくて済みます。
以前、徳島から和歌山までフェリーで行き、2時間ほど乗船していたのですが、船酔いしたうえに船内を探検する2歳児を警護しなければならずグッタリした記憶が…
長時間のフェリー移動だと、船酔いや子どもがグダグダになってくるリスクが高くなるので、1時間くらいはちょうどいい時間でした。
他の航路だと、八幡浜-臼杵の場合は2時間25分、八幡浜-別府の場合は2時間50分と、倍くらいフェリーに乗っていないのでキツイそうです。
移動時間が一番短いのも九四フェリー
フェリーに乗っている時間だけでなく、総移動時間が短いのも九四フェリーの魅力です。
待ち時間は加えずに、仮に高知市から大分県別府市まで行く場合の移動時間はこんな感じ。
九四フェリー(三崎-佐賀関)ルート:6時間4分
宇和島フェリー(八幡浜-別府)ルート:6時間6分
宇和島フェリー(八幡浜-臼杵)ルート:6時間26分
高速道路のみ:7時間51分
フェリーのなかでは、僅差ですが九四フェリーが1番早く着く予定になりました。
高速と比べると、2時間近くも早く着きますね。
高速道路オンリーの車移動だと、休憩も頻繁に取らないといけないので時間ロスになるし、事故渋滞にハマって大幅に時間がかかる可能性も…
僕は、山口まで高速道路で行ったときに2度の事故渋滞に巻き込まれ、ゲッソリして目的地に着いた記憶がずっと残っていて恐怖になっています。
総合的にちょうどいいのが九四フェリー
九四フェリーは、
- 移動料金がお手頃
- 所要時間が短い
- 運転の疲労も少ない
と、高知から大分に行くのに、僕にとってはちょうどいい移動手段でした。
九四フェリーは高知から大分だけでなく、四国-九州間の車移動にも使える汎用性がありそうです。
三崎も佐賀関もフェリー乗り場のそばには、お土産を買ったり食事ができたりする新しくてきれいな施設もあり、待ち時間も時間がつぶせました。
しばらくは、大分拠点として九州を楽しんでみたいと思います。
九四フェリーの公式サイトから予約もできるので、確実に乗りたいという人は、予約をしてからどうぞ。