先日、産院で行われた、「こどもの歯のお話し」を聞いてきました。
ムスメは4歳になりますが、今のところ虫歯はありません。しかし、歯は隙間がなく、あごが小さめじゃないかなという不安がありました。
そんな疑問を解消してくれるかもしれないという思いと、お腹の中にいる2人目の子供への接し方を知りたいと思い、参加してみました。
今回は、歯科衛生士さん、歯医者さんがお話をしてくれました。
話しをきいていて、私が大事だなと思ったことをまとめてみました。
まずは歯科衛生士さんのお話からです。
歯科衛生士さんのお話
授乳について
・授乳するときは、赤ちゃん、お母さんともに一番心地よい姿勢で、お母さんに赤ちゃんがくっついた状態がよい。首だけを曲げて授乳するのはよくない。
・寝ながらの添い乳は、姿勢が悪いので起きて授乳したほうがよい。
・深飲みがだいじ。大きく口を開けてしっかり乳首をくわえさせる。赤ちゃんの上あごが理想的な形になる。
・哺乳瓶は柔らかすぎないものがいい。
おすすめの乳首はこちらでした。
離乳食について
・開始の目安は、下唇をかんだり、舌をだしたり、よだれが出始めたら。
・果汁はあげなくていい
・自分から食べにくるまで待つ。口にスプーンを押し込まない。
・食事中にお茶は飲ませないほうがいい。ちゃんと噛むクセがつく。食事が全て終わってから飲ませる。
・たべごたえのあるものをあげると、よく噛むクセがつき、あごの筋肉が発達する。
・つかみ食べはとても大事。手指の機能が発達し、食べものと口の距離感を覚えていく。たいへんだけどさせてあげましょう。
正しい抱っことおんぶの仕方
・口がぽかーんとあく鼻呼吸は姿勢がわるくなるのでダメ。口を閉じる姿勢がいい。
・向き合って抱っこは赤ちゃんが上の向くので口が開きやすい。M字開脚で抱くのがいい。
・おんぶは体が下がり過ぎないように、赤ちゃんの視界が広がる上のほうでおんぶするのがよい。
森三中の大島さんも実践していたという、この本をおすすめしていました。見せてもらったのですが、写真が多くて実践しやすそうでした。赤ちゃんの姿勢をよくするためにこの抱っこの方法はとてもいいそうです。
その他
・裸足はいい。指を開いたほうが足に力が入るので、姿勢につながる
・腹ばいはいい。つかまりたちを早くさせるより、はいはい期間が長いほうがいい。
・唇をつかう遊びをしよう。しゃぼん玉・笛など。
まとめ
・口呼吸より鼻呼吸ができるような接し方をする。授乳は深く吸わせる。抱っこは赤ちゃんの顔が上を向かないように。
・理想的な口の形は、上あごが深く、U字になっているほうがいい。
・猫背にならないように、足腰、あごを鍛えるように意識していく。
次は、歯医者さんのお話しでした。
歯医者さんのおはなし
妊娠中の口の中
・ホルモンバランスの乱れで、歯茎が腫れたり出血しやすい。
・柑橘系が食べたくなるが、酸が多いので食べ過ぎると歯がとける原因になる。
・妊娠中の歯科検診は大事!!歯周病から、細菌が増えて赤ちゃんに影響があることがある。
赤ちゃんの歯はいつからつくられるのか
・妊娠中から赤ちゃんの歯はつくられている。そのためにバランスのよい食事が大事。
・3歳までに乳歯の根っこができる。14歳から16歳で大人の歯の根っこができる。それまでに、子ども自身にもバランスのよい食事が大事。
子どもが虫歯にならないためには
・母子感染でうつることが多いが、スキンシップも大事なので、大人の口の中の原因菌を減らすことが大事。
・スプーンやお箸の共有はそこまで神経質にならなくていい。
・虫歯になりやすいものをダラダラ食べするのはいけない。
・チーズ・季節の野菜・寒天・ゼリー・お茶などは虫歯になりにくい。
・唾液が大事なので、よくかんで食べることを習慣にする。
・おやつにキシリトールのタブレットはおすすめ
・「歯磨きをしないと口の中が気持ち悪い」ということを覚えさせるとよい。
・食べるときは足がぶらーんとならない、足が床につく椅子はがよい。あえて食べものを大きくカットしてよく噛ませる。
・甘味料のジュースにはもちろん、野菜ジュースにもたくさんの砂糖が入っているので注意。
・仕上げ磨きは9歳くらいまでやったほうがいい。やらせてくれるなら、もっとやってもいい。
最後は質問タイムでした。
まとめ
・妊娠中の歯科検診は絶対に受診するべき
・赤ちゃんの歯は妊娠中からつくられているので、バランスのよい食事が大事。
・大人の虫歯菌を減らすことが、子供の虫歯予防になる。
・ダラダラ食べは虫歯のもとなので、メリハリをつける。
・キシリトールのタブレットのおかしは、虫歯予防になる。
質問タイム
お二人の話のあと、お母さんたちからの質問タイムがありました。みなさん、活発に質問されていました。
・ゆびしゃぶりはやめさせたほうがいいのか。
なるべくやめさせたほうがいい。歯並びに関係する。
・はぎしりをしているのだが、やめさせたほうがいいか。
はぎしりは口呼吸をしている証拠。口の真ん中にテープを張って寝るというのもひとつの方法。嫌なら剥がすだろうが、鼻呼吸の練習をさせたほうがいい。
・歯磨きを嫌がるのだがどうしたらいいか。
小さいうちから口にいれてもいい歯ブラシをおもちゃのように与える。
お母さんの歯を磨かせてあげて、子どもも磨かせてもらう。
その他
バンボはよくない。座る力がないうちから座らせなくてよい。
こんな感じの話しが聞けました!
感想
とても勉強になる時間でした。
こちら本はアマゾンプライム会員だとKindle本0円になっています。興味のあるかたはぜひ。
子供のために専門家から話をきくのは、とてもためになって楽しい時間です。
産院や地域でセミナーなどがあれば、参加してみることをおすすめします!
ムスメのあごの形は少し浅め。これからアゴを鍛えるために、よく噛んで、少し硬いものを食べさせることを意識してみよう。
添い乳を2人目もしようと思っていたけど、やめておこう。
子供の虫歯については、大人の虫歯対策が大事なので気をつけよう。
鼻呼吸をできているか、ムスメが寝ているところをたまに見てみよう。