2019年4月1日からはじまった朝ドラ100作目の「なつぞら」
はじまってまだ2週間だけど、セリフと役者さんがめっちゃいい!
最初からこんなに泣ける朝ドラはなかなかないっす!!
とくに草刈正雄さん演じる泰樹おじいさんが、なつに対して毎回いいこと言う。
待ち時間にディレクターチェアでお話ししていた草刈正雄さんと広瀬すずさんをパチリ。北海道の牧草地で牛と一緒の撮影でした。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #草刈正雄 pic.twitter.com/YDifVgEIFV
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年4月19日
ということで、草刈正雄さんこと泰樹おじいさんの名言をまとめました。
随時追加していきますね!
目次
なつぞら第2話 4月2日放送回 草刈正雄さん名言
藤木直人さん(剛男)と一緒に北海道に来たなつ。
松嶋菜々子さん(富士子)が娘(夕見子)の服を、なつに貸そうとします。
すると夕見子は、お気に入りのスカートを貸したくない「ずるい、ずるい、ずるい」と泣き出します。
なつ:着るものなんかいりません。
富士子:えっ?
なつ:あの‥おじさん、おばさん、お願いがあります。私をここで働かせてください。なんでもします。
富士子:えっ?
なつ:だから、私をここに置いてください!必ずいつか、お兄ちゃんが迎えに来るってそういってましたよね?おじさん。
剛男:ああ・・
なつ:それまで、ここにいさせてください。働きますから。なんでもします。お願いします。
剛男:なにもそんなこと・・
草刈正雄(泰樹おじいさん):偉い!
剛男:えっ?
泰樹おじいさん:いいんでないかい。働いてもらうべ。
剛男:お義父さん、、
泰樹おじいさん:その方が、この子もここにいやすいと言っとるんだべ。
剛男:言ってませんよ。
なつ:言ってます!ずっと働いてきましたからそのほうがいいんです。
泰樹おじいさん:ええ覚悟じゃ。それでこそ赤の他人じゃ。
剛男:お義父さん!
泰樹おじいさん:明日から夜明けとともに起きて働け。
なつ:はい!
ドラマでありがちな「一緒にいたら家族だからね!」といううわべだけの言葉をかけない泰樹おじいさん、さいこーーー!
赤の他人だとはっきり言われたほうがいいよね~。
赤の他人だから働くって言いだしたなつに対して、そのほうがなつがここにいやすいって思った優しさが深い!
泰樹おじいさんは、いい人ぶったりしないんだ。
なつぞら第4話 4月4日放送回 草刈正雄さん名言
反響がかなり大きかった4月4日の放送回。
「なつぞら」第1週ご覧頂き、ありがとうございます。反響が大きかった第4回のアイスクリームの場面ですが、小なつ役の粟野咲莉さんは収録した後も、自分の芝居に納得がいかず、監督や草刈さんに志願して撮り直し、あのシーンが生まれました。まだ8歳の女優魂に脱帽です。#なつぞら #いそP
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年4月6日
なつ役の粟野咲莉ちゃんが、収録後に納得いかず、撮り直したんだって!
そのエピソードにまた泣けるやーーん、咲莉ちゃん、すごいよ~~。
泰樹おじいさんの開拓時代からの友人とよ(高畑淳子)がいる菓子屋・雪月にいって、泰樹となつが一緒にアイスクリームを食べるシーンです。
とよと泰樹は言いたいことをズバズバ言い合う仲でした。
泰樹おじいさん:びっくりこいたか?俺たちはなんでも我慢せずに言い合う。そうしなければ、開拓のつらさも冬には零下30度を超す寒さにも耐えきれんかった。言い合える仲間がいるだけで人は恵まれとる。はよ食べれ。
なつ:はい。
泰樹おじいさん:うん・・うまいか?
なつ:はい、おいしいです!甘い・・・すごくおいしいです!
泰樹おじいさん:うちのもんには内緒だぞ。
なつ:はい。
泰樹おじいさん:フフフフフ・・・それはお前が絞った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。
なつ:はい。
泰樹おじいさん:ちゃんと働けばいつか報われる日がくる。報われなければ、働き方が悪いか働かせるものが悪いんだ。そんなとこはとっとと逃げだしゃいいんだ。だが、一番悪いのは人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ。人は人を当てにするものを助けたりはせん。逆に自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるもんじゃ。お前は、この数日、本当によく働いた。そのアイスクリームはお前の力で得たものだ。お前なら大丈夫だ。だからもう無理に笑うことはない。謝ることもない。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ。いいな。はよ食べれ。
なつのことを「こどもとしてじゃなくて、ひとりの人間」として向き合ってますね。
大人に言うようなことをなつに言っている泰樹おじいさん。
なつが無理をしていることもわかっていた。
無理しなくていい、堂々と生きればいいと誰かに言ってもらいたい人、いっぱいいるよね。
どんな気持ちでアイスクリームのシーンを演じたのか、このインタビューで読めます。
草刈さんもすごく楽しんで泰樹おじいさんを演じているんですね~。
草刈正雄さんのインタビューを公式サイトで公開しました♪
『なつぞら』と大河ドラマ『真田丸』の似ているところって⁈https://t.co/DBWJf2ERG8#朝ドラ #なつぞら #草刈正雄— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年4月6日
なつぞら第9話 4月10日放送回 草刈正雄さん名言
なつは家族に会いたくて、家を飛び出して東京へいこうとします。
帯広で警察に保護されましたが、そこからも逃げ出し十勝川へ行きます。
そこでクラスメートの天陽くんにあい、魚を一緒に釣ります。
天陽くんは先に帰り、なつが魚を焼いてお父さんからの手紙を読んでいると、泰樹たちがなつを見つけました。
なつ:どうして・・どうして私には家族がいないの?どうしていないの?どうして・・どうして私には家族がいないの・・!
泰樹おじいさん:もっと怒れ。怒ればいい。
なつ:バカヤローチクショー!バカヤロー・・・・!
泰樹おじいさん:お前にはもうそばに家族はおらん。だがわしらがおる。一緒におる。
なつ:おじいさん・・おじいさん!
なつの怒りを否定しないおじいさん。。
怒ってもいいんだよね。怒った感情を認めてくれるおじいさん。
そして、わしらが一緒におると言ってくれるおじいさん。。
なつぞら第11話 4月12日放送回 草刈正雄さん名言
絵がうまいクラスメートの天陽くんの家に遊びにいったなつは、天陽くんの家が開墾がうまくいかず窮地に立たされていることを知りました。
なつが泰樹に対して、天陽くんのおうちを助けてほしいと頼むシーンです。
なつ:あの・・お願いがあります。天陽くんを助けてください。
泰樹おじいさん:何、助ける?
なつ:畑で収穫ができるように。
泰樹おじいさん:親はとっくに諦めてるんだべ。
なつ:天陽くんはそれでもやりたいって言ったんです。はっきり言いました。土に勝ちたいって。
泰樹おじいさん:勝ちたい?
なつ:はい。土に勝たせてあげてください!
泰樹おじいさん:無理だ。土が悪すぎる。
なつ:見てもないのに・・
泰樹おじいさん:見んでもわかる。
なつ:おじいさんだって最初はそうだったんでしょ?土が悪かったって。
泰樹おじいさん:なつ、もうほっといてやれ。
なつ:うそつき!おじいさんは自分の力で働いていたら、いつか必ず誰かが助けてくれるもんだって言ったじゃない!天陽くんはひとりでがんばってるの!ひとりで土を耕してるの!天陽くんを誰が助けてくれるの!?
食卓で、剛男(藤木直人)が夕見子や富士子(松嶋菜々子)と、その話をしていました。
夕見子と富士子が、なつは天陽くんが好きだから離れたくないからそんなことを言ったんだろうと言います。
剛男:あの子の怒りは、そんな単純なものではなかったような気がする。
泰樹おじいさん:じゃあ、どういうもんだ?
剛男:ああっ・・あの・・もっと、この世界に対する、何というか、こう・・
泰樹おじいさん:あの子の怒りはあの子にしかわからん。それでいい、ごちゃごちゃいうな。
剛男:ごちゃごちゃ言わせてるのはお義父さんでしょう。
泰樹おじいさんの、他人のことを考えすぎない生き方いいですね~。
「他人のことはほおっておく、どれだけ考えても他人の気持ちはわからない」という大事なことをこのシーンで感じました。
さあ、天陽くんのおうちはどうなるのか?
なつぞら第12話 4月13日放送回 草刈正雄さん名言
天陽くんの家の土をみにいった泰樹おじいさん。
なつの家族が、天陽くんの両親に話にいったときの会話です。
天陽君の父:うちの息子がお宅のお嬢さんに何を言ったか・・。ここに、ここにいたいと言ったかもしれませんが、それはこども同士の話ですよ。我々が真剣に話すことではないでしょう。
泰樹おじいさん:なぜ真剣に話してはならん?わしはここにいるなつに言われてここに来た。この子に言われなければ動きはせんかった。
天陽君の父:だから何です?それはそちらの事情でしょう。
泰樹おじいさん:わしの事情ではない。なつの事情だと言っとるんだ。それを真剣に聞いてやることがなぜいかん。同じようにあんたの息子にも事情があるだろう。それを真剣に聞いてやれと、そう言っとるんじゃ。
天陽君の父:何を言いたいんですか?
泰樹おじいさん:ここの土はダメだ。今年も作物は育たんだろう。来年もダメじゃ。ちょっとやそっとのことでは土はよくならん。それでもやる気があるなら策はある。3年か・・5年はかかるかもしれん。それでもやる気があるか?
天陽君の父:むちゃを言わないでください・・・。
天陽君:僕はやりたい!お父さん、それでも僕はやりたいよ!僕が頑張るからお父さんは今の仕事を続けてていいよ。
天陽君の父:天陽、みんなの事情も考えろ。
泰樹おじいさん:事情なんかくそくらえだ!大人の事情でこの子らはどうなった?この子らに何をやったんだ、大人は!今はせめてこの子らが何をやりたいのか、子どもの話だと思わず、そのことを今こそきちんと大人が聞いてやるべきだろう。
おんじが天陽君のお父さんに向かって怒りました。
大人の事情でこどもたちに今まで何があったのか考えてみろ!という言葉の中には、大人の事情ではじまった戦争によって、大変な思いをしたこどもたちの気持ちが込められているように感じました。
この話の後、天陽君家族と地域のみんなで、天陽君の家の土地を耕す姿が見れました。
おんじがなつのために動いたからですね。
現在放送されている回までをまとめました。
これからも泰樹おじいさんの名言にも注目しながら、なつぞらを楽しみにみていくぞ。
なんて面白い朝ドラなんだー!
脚本家は石原さとみさんが主役だった朝ドラ「てるてる家族」と同じの大森寿美男さんです。
こんないい台詞をたくさん、ありがとうございますー!